かんたん日記

かんたんに書くぞという意気込み

Return of the Obra Dinnをプレイした

 

 一度プレイしたものの途中で放り投げ放置していた『Return of the Obra Dinn』に再挑戦し、クリアしました。

 

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 消息不明になったオブラディン号が数年ぶりに突然姿を現すもそこに船員の姿はない。プレイヤーは保安調査官として不思議な力を持つ時計と手記を頼りに「オブラディン号で何が起こったのか」を辿っていく。

 保安調査官として損害査定書を作成するため乗客・船員60名の名前と死因を特定していかねばならず、過去の映像を見ることができる時計と名簿や全員分のスケッチが残された手記をヒントに進めていく…という内容。

 キャラクターの名前と顔を一致させるのがとにかく苦手で、現実の人間関係や芸能人だと比較的スッと覚えられるんだけど、創作物だと急に苦手になってしまう。「それ誰の話してんの!?」と困惑することがとても多く、映画を見るときは『映画のタイトル 登場人物』の検索結果が手放せないし、小説だと何度もページを行ったり来たりするはめになります。

 一度目のプレイでは特定し正解する感触をあまり掴めないまま放置しちゃったのでそこがとても不安だったけど、ストーリーを進めていくうちに自然と判明する部分も多く、思っていたほど苦戦はしませんでした。

 特定するための手がかりはちゃんとあるし、消去法で当てなきゃいけない人も出てくるんだけど、それがカチッとはまるとすごく気持ちがいい。ある程度まで情報を絞れたらローラー作戦で当てることもできます。適当に当てはめた名前がたまたま正解だったパターンもいくつかありました。

 無理だと思って放置していた分、クリアした達成感はかなり強かったです。

 こうして徐々に真実が明らかになっていくんだなと最初は思うのですが、プレイヤーはあくまで「保安調査官」なので、真実の追求ではなく損害査定書のための情報を集める動きをしていきます。すべての情報が出揃っても不明な点は多く、こちらの想像・解釈に委ねられる部分も多いです(考察ブログや動画も検索するといろいろ出てきます)。

 

 ひとつ最後に注意点。

 このゲームの紹介で「ホラー要素はなし」と書いてあるのを目にしたのですが、終始不気味な雰囲気の中暗い船内を一人称視点であっちこっち探索しなければならず、私の場合、その不気味さが再挑戦を尻込みさせる大きな要因になっていました。木造船なので動くたびギシギシ音がなるのも怖かったし、不穏なムードがずっと漂っているので「不気味な雰囲気」が苦手で引っ張られやすい人はプレイに要注意かと思います。私もプレイ後は明るい雰囲気の動画を見るなどして気分転換していました。